New wedge PP W-01 vol.2
■□■New wedge PP W-01 vol.2■□■
先月発売しましたPP-W01。
本日はPP-W01がどのような特長を持ったモデルなのか、どのようなコンセプトで誕生したのか、皆様にもっとPP-W01について知っていただきたいと思います。
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PP-W01に求めたものは易しさ。そして先行発売いたしましたPP-9005 Premiumの流れを汲んだモデルに仕上げることです。
wedgeにおける易しさとは?
クラブを上げて~、、下ろすだけ!で、ロフト通りの高さのショットが出来る事が一番易しいのでは??
私たちはそのように考え、そのポイントに重点を置き、従来のこだわりに囚われず、まったく新しい発想で制作に取り組みました。
その① ~ワイドソール形状~
まず、第一にソール形状を決めるところから着手。
ソールに最大限の仕事をさせるべく、デザインをMIURA史上最大幅の30mmのワイドソールに、そしてその幅が抜けの邪魔をしない様にトレーディングを削り込み、バウンスはややキツめに。
加えてワイドソールの効果を最大限に発揮させるためにアンダーカットポケットキャビティ構造を採用しました。
アンダーカットを入れる事で、ポケキャビの様な空洞の部分ができ、その分の重量をソールに再配分する→さらにワイドソールへ。
結果、極ワイドWソール形状の機能が大いに発揮され、更なる易しさにまた一歩近づくことが出来ました。
その② ~打感~
次の難関は打感。
『MIURA = 打感』
この言葉は多くのユーザー様が私たちに届けてくれる、最高の褒め言葉だと思っています。
ただ、今回のPP-W01ではその期待を裏切る事になるのでは? と開発段階より社内でも不安の声が挙がっていました。
確かに、従来通りに製作してきたWedgeならば、易しさの代償として打感を諦めることになっていたと思います。
しかし、アンダーカット構造にする事によりフェース面の厚みを均一化し、打点のバラつきによる飛距離の誤差を最小限に抑え、製法的にも素材的にも軟鉄鍛造品にはどうしても敵わない打感を良い意味でぼかすことができ、インパクト時のフィーリングイメージと実際のショットの結果がマッチするヘッドに仕上げることが出来ました。
また、今回採用しております素材、SUS304と呼ばれるソフトステンレスは、ユーザー様がロフト・ライ角の調整を要望される事を想定したうえで、選んだ素材です。
鋳造品であっても自分にぴったりのスペックは譲れない、こだわり派のゴルファーの方もきっと満足していただけるはずです。
調角を施しても多少の金属疲労はあるものの、メッキが無い分ヨレる心配も無く、数多あるSUSの中でも特に靱性に優れている素材です。
その③スピン性能
易しくてもスピン性能が欲しい!
ピンへタイトにつけたい!
全てのユーザーが望み、クラブに期待する事だと思います。
その声に応えるべく、PP –W01はスピン性能強化にも工夫を凝らしました。
フェース面にはCNC彫刻によるスコアラインを、スコアラインとスコアラインの間にはPPマーキング・レーザー彫刻を施してあります。
良く見るとPassingPointのシリーズ名を象徴する”PP”がぎっしりと彫刻してあります。
そのことでSUS鋳造とは思えない程のスピン性能を手に入れました。
アドレスの段階より、レーザーミーリングフェースがささやかに主張する事でスピン性能を意識させ、CNC加工されたスコアラインにより確実にボールへ喰らい付き、従来に無いスピン性能を持ったWedgeへと進化しました。
もちろんバックフェースの”P”もレーザーミーリングで、デザインに華を添えています。
また2個のオレンジボタンも良いアクセントになって、ソール形状からは想像もつかないほど雰囲気のある顔に仕上がりました!
実際に手にされたお客様からも「このソールからこの顔が来るか!」と驚きの声をたくさんいただいております。
それにこのPP-W01、、どことなーく人の顔に見えるような気がしませんか??
私だけかもしれませんが。。。
長年相棒として使用していたら、ものすごく愛着が湧きそうな予感がします(*^^*)
他にも伝えきれないほどの魅力満載の、MIURAの新たな挑戦の第一歩となる PP-W01 。
“百聞は一打にしかず”です。
ぜひ一度PP-W01を体験してください!
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このPP-W01の発売を持ってPP-9005Premiumから始まったミウラの新ライン、Passing Point NEOシリーズ、全ラインナップ出揃いました!
ミウラが今まで取り入れたかったもの、また色々な問題から取り入れられなかったものを“挑戦”というテーマの元、たくさんの信頼のおける仲間たちの協力も得て作り上げた、やさしさと本格派が共存する贅沢なシリーズ。
MADE IN JAPANとINSPECTION OF JAPAN。
私たちの今持てるすべての技術と知識を結集させ、国内外のエキスパートたちの協力も得て完成しました。
これからも皆様の期待を上回る驚きと感動を提供していきたいと考えておりますので、今後ともPPシリーズと三浦技研をよろしくお願い申し上げます。
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